野州麻
栃木県で栽培、生産された麻を野州麻(やしゅうあさ)といいます。
同県は質量ともに日本一の麻の生産地と?して知られています。野州麻は光沢があり、
薄くしなやかで、丈夫なのが特徴です。
野州麻販売ページ
細く真っ直ぐに伸びた麻。高さ2m60cm近くある。美しい。。。
5月に種が撒かれた野州麻は、100日後、真夏の時期に刈り取りをします。
日中の暑さを避けて、作業は比較的涼しい早朝から昼にかけて行われます。
古来から続く麻文化
「野州麻」と呼ばれるこの麻ですが、実はこの麻は「大麻」の一種です。
(ただし、もちろん品種改良され、毒性はありません。)
そのため、昭和23年(1948)の大麻取締法の制定により、
県内では17件の農家しか大麻の栽培が認めなくなってしまいました。
現在では、「大麻」という言葉に対するネガティブな印象があります。
しかし、もともと日本における麻は、古来より穢れを祓う神聖な力があるとされ、
野州麻は全国の神社の注連縄などに用いられてきたものなのです。
大相撲の横綱が付ける「横綱」にも、野州麻が使われています。
麻の実は食用として
繊維は衣料や縄、茅葺きの下地の建材利用、たいまつ、花火の炭と多種多様な
日本人には本当に必要なものでした。
麻は古来から、日本人の衣住そして食、あらゆるものに使える万能(ではないが)とまで言いたくなる植物。
日本人にとって切っても切れない植物なのだ。
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